避難準備
住民避難計画策定時の注意事項
具体的な住民避難計画策定時には、通常の災害避難時とほぼ同じであることを住民に繰り返し伝えて理解を促してください。但し、放射性物質に汚染された環境で避難する場合には、薄手のビニールフード付きの雨合羽やマスクの着 用が有効であり、これが分かるパンフレットやチラシを各自治体で作成し、町内会を通して回覧したり、訓練時に参加者に配布するなど、具体的に必要な物品をそろえることができるようにしてください。
なお、安定ヨウ素剤が手に入らなかった場合、昆布やのりなどの摂取が有用か、うがい薬は効果がないか、と質問されることがあります。これらの食品では安定ヨウ素剤と同様の効果は期待できませんし、うがい薬の服用は体調不良を引き起こす場合もあり(福島原発事故後製薬メーカーも服用しないように訴えている)誤って飲まないように指導してください。