放射線とは何か

自然放射線(食品)

食物中には放射性物質が含まれています

食物に含まれているさまざまな元素を、人や動物は生命の維持のために利用しています。食物に含まれる元素の中で代表的なものに、カリウムがあります。カリウムは生物にとって必要不可欠な元素ですが、一定の割合で、放射線を出す性質を持つカリウム-40が含まれています。図は食物1kg中に含まれるカリウム-40の量を示しています。
毎日の食事に含まれる放射性物質により、日本人は年間平均1ミリシーベルトの放射線を受けています。また、日本では、宇宙と大地から年間平均1ミリシーベルトの放射線を受けていますので、自然界からの放射線被ばくは合計約2ミリシーベルトになります。なお、ベクレルは物からどれくらい放射線が出ているかを表す単位、シーベルトは放射線の影響を考える時に用いる単位です。