放射線診療での
医療スタッフの安全管理

妊娠希望ため放射線診療から外してほしいです。

放射線診療から外れたい気持ちをしっかり上司と話し合ってください。

放射線による不妊への影響は生殖腺が4,000ミリグレイ~6,000ミリグレイ以上被ばくした場合です。
これは放射線治療で用いる線量に相当します。医療スタッフの約8割はほとんど被ばくがありません。
自分の被ばく線量を確認して、充分に低い被ばく線量であることを確認してください。
なお、妊娠後は胎児と公衆は管理上同じ扱いとなり、胎児の線量をコントロールすることを目的とした妊婦の線量管理を従事者に適応します。

貴方が上司で、妊活のために放射線診療から外して欲しいと申し出を受けたときは、そのスタッフが本当にそう思うようになった背景や家族の希望などを注意深く聞き、科学的事実で対処するだけで無く、当事者の精神的な負担が無いように対応してください。