放射線の人体に対する影響

内部被ばくの影響は外部被ばくよりも大きいですか。

被ばく線量が同じ場合、被ばくの影響は同じです。

内部被ばくのは、体内に取り込まれた放射性物質が時間の経過と代謝排泄経路を通ることにより、放射能量が減衰します。
この間被ばくが継続しますが、被ばく線量は、放射性物質が体内に入った時点から50年間先までをシミュレーションし、この期間内の被ばくを積算し、その積算結果を内部被ばく線量として公表し、管理します。
つまり、現時点ではまだ被ばくしてない部分も先読みしていることになります。
外部被ばくは外から体外に照射された放射線量ですが、基本的には短時間かつその場合一度だけの被ばくの線量です。

内部被ばく線量と外部被ばく線量が同じ場合、内部被ばく線量の影響は外部被ばくと同じか、先読みをしている分、比較の時点ではむしろ少し少ないと言えます。